静岡県富士市が公募した「富士市終末処理場屋根貸し太陽光発電事業」において、国際ランド&ディベロップメント(日本アジアグループ)とソーラーパワーネットワーク(SPN)の2社が共同事業体で開発・運営にあたることが決定したと発表がありました。
この度の対象施設「富士市西部浄化センター」は富士市の西部地区の汚水を処理する下水処理場で、この10,616平方メートルの事業区域に設置するメガソーラー「富士市西部浄化センター太陽光発電所(仮)」は、5,163枚のソーラーパネルを設置し、想定出力は約1.7MW、想定年間発電量は約164万kWhとなり、県下最大級のルーフトップ(屋根上)型太陽光発電所となる予定とのことです。
稼働開始時期は平成26年10月となっています。
このメガソーラー事業は、環境問題への取り組みや施設の有効活用などを目指して実施されていますが、同センターは津波避難ビルに指定されており、災害時に非常用電源として利用可能な設備も備える予定となっています。
屋根利用の事業用メガソーラーの建設が増加傾向にあるようですが、今後は、屋根の有効利用ということだけではなく、災害時の有効利用を含めた地域貢献と合わせて計画されたメガソーラーの建設が期待されます。