太陽光発電システムメーカーのハンファQセルズジャパンは、太陽光発電パネルを使用する家庭での満足度など、太陽光発電パネルに関する実態調査を行い、その結果を公表しました。

調査は2013年12月3日から5日まで、インターネット上で実施されました。
調査対象は、太陽光発電パネルを自宅に設置・利用している既婚男女300人(30代~50代)で、満足度や家計への効果、見落としがちなポイント、太陽光発電パネル購入者の使用実感、今後の購入者に対してのアドバイスなど様々な回答を得たとのことです。

<太陽光パネルの総合的な満足度>

満足 どちらかというと満足 どちらかというと不満 不満
48.0% 46.3% 4.7% 1.0%

この結果では、太陽光発電パネルの満足度は94.3%で、導入した人は概ね満足しているといえます。
ただ、近年の急速な導入の増加を考えると、導入してからまだそれほど年数が経過していない人の割合多いため、今後の評価の推移が注目されます。

<設置した太陽光パネルの満足度>

太陽光パネルのデザイン 96.7%
晴天時の発電量 92.3%
太陽光パネルのサイズ 90.0%
保障内容 89.3%
総合的な発電量 88.3%
メンテナンス対応 83.7%
事前のシュミレーションに対する改修状況 76.3%
初期投資価格 67.3%
曇天時の発電量 66.7%

満足度が低いのは「曇天時の発電量」と「初期投資価格」となっており、この2点は太陽光発電の弱点としてよく言われている事項です。
ただ、曇天時の発電量については、「曇りの日に強いパネル」の存在を知らなかった人の満足度は60.2%なのに対して、その存在を知っている人の満足度は75.8%というデータもあり、技術の進歩が必ずしも反映されていない状態で、導入に際しての丁寧な説明が徹底されていないという点が浮上しています。