千葉市は、太陽光発電システムの設置が可能な土地や建物の所有者と、太陽光発電事業を実施するための土地や屋根を探している事業者の間をとりもつ「太陽光発電ビジネスマッチング事業」を始める、と発表しました。
千葉市は公式サイト上で土地や建物を募集し、応募のあった土地や建物の屋根について、物件の現況や法令など、設置が可能かどうかを調査した上で、可能な場合、太陽光発電事業者に場所や面積などの概要を伝え、双方の合意を促すことになります。
市が行うのはあくまでマッチングまでとし、その後の両者の協議や契約締結に関しては各業者間が個別で行うものとしています。
千葉市では、市内の市立小中学校の屋上を使った太陽光発電事業について、募集した23校のうち18校で太陽光発電事業者を決定しており、2013年度中に合計最大出力1480kWの太陽光発電システムを導入します。
この度のマッチング事業は、こうした公共施設への太陽光発電導入の実績をふまえて、民間の建物にも太陽光発電システムの設置を進める意図が見られます。
北海道札幌市、神奈川県、東京都、群馬県など、自治体によるマッチング事業への取り組みが相次いでいますが、今後の動向が注目されます。