東京都は、東京都環境公社と連携し、建物ごとに太陽光発電や太陽熱利用システム設置の適合度を色分けして表示した「東京ソーラー屋根台帳」(ポテンシャルマップ)をTOKYO太陽エネルギーポータルサイトに公開しました。

「東京ソーラー屋根台帳」は東京都と東京都環境公社が連携して開発したもので、各住宅の適合度を「適」と「条件付き適」に色分けし、わかりやすく表示されています。
「適」の建物をクリックすると、建物ごとの太陽光発電に関する情報(設置可能システム推定容量や予測発電量等)が表示され、一目でわかるように工夫されています。

表示される情報の項目は次のとおりです。
1.設置可能システム容量(kW)
2.年間予測発電量(kWh/年)
3.一般家庭の電力需要量換算(世帯分)
4.年間予測CO2削減量(tCO2/年)

表示される情報は、航空測量データを用いて実際の建物を3次元で解析し、建物ごとに予測される日射量を分析し、屋根の傾斜や、近隣の建物等による日陰の影響も考慮した上で太陽光発電等への適合度を算出したものとのことです。

このマップは誰でも無料で利用できるもので、住所検索にも対応しており、都内の太陽光発電や熱利用のポテンシャルをすぐに知ることができます。
東京都は、このマップによって都民が自宅等の屋根の太陽光発電への適合度を確認し、太陽光発電設備を導入する際の判断等に利用することを呼びかけています。

これによって、一般の人でも太陽光発電を導入した際の効果をかなり具体的に推測することができます。
簡単な収支のシュミレーションも自分で行うことが可能となり、業者頼みだった部分が自分でできることによって導入に踏み切る人の増加も期待できます。