福島県においてアパート67棟の屋根に設置した太陽光発電システムを取りまとめ、出力合計1MW規模の仮想メガソーラーとして、発電情報を可視化するソーラーマップをレオパレス21と富士通が作成し、福島県のホームページに公開したとのことです。

このソーラーマップでは、クラウドに蓄積したデータに関して、定期的に集計を行い、公開情報として所在地とともに、「直近1時間の発電容量」「前日の発電量」「先月の発電量」「月別グラフ(直近12カ月分)」の情報を表示します。
情報の可視化により、近隣の方々に太陽光発電の優位性を訴え、普及促進を図る目的とのことです。

本事業は2社が共同で推進している「ICT技術を活用した仮想型太陽光発電所の実証検証」において実施するもので、本情報基盤を活用し、太陽光発電の普及のためのデータ分析・活用を行うものです。

具体的には、レオパレス21は、福島県内の一括借上げ方式で契約中の管理物件67棟の屋根を借りて太陽光発電システムを設置し、合計1MW規模の仮想メガソーラーを構築します。
構築された仮想メガソーラーは富士通との共同実証により、発電量、日射量、温度などの情報が一元管理され、今後の太陽光発電の普及に役立てる目的に利用されるというものです。

両社がこの度の実証で掲げる目的は次のとおりです。
レオパレス21は、一括借上げ方式による管理物件において、新たな屋根貸し太陽光発電事業モデルの構築および検証を行います。
一方、富士通は、点在する太陽光発電システムを仮想的に束ね大規模な仮想発電所を実現するための事業検討を行います。

住宅やアパートなどに点在する太陽光発電を取りまとめて一つのメガソーラーに見立てることができれば、個人単位の太陽光発電を地域単位のシステムとして活用できる道が開ける可能性が見えてきます。
急速な普及が進んできた太陽光発電ですが、戸建住宅やアパートにおいては決して計画的に広がってきたわけではないので、それらを束ねて有効活用する試みとして注目されています。
固定価格買取制度の見直しによって今後の太陽光発電市場の冷え込みが懸念されますが、これによって市場の成長を持続できるような様々なアイデアが出ることが期待されます。