関西電力は、福井県若狭地域のおおい町で整備を進めていた「若狭おおい太陽光発電所」の営業運転を開始しました。
同発電所は、同社としては堺発電所に次いで2カ所目の太陽光発電となり、出力は500kW、年間発電電力量は50万kWh(一般家庭の消費電力量約150軒分に相当)、年間CO2削減量は約240トンになるとのことです。

この発電所は発電量でみる限りはメガソーラーとはいえず、固定価格買取制度を利用した事業用メガソーラーが次々と建設されて稼働開始する中、電力会社としては少し立ち遅れた感があるのは否めません。
ただ、電力会社がメガソーラーを稼働させる場合には、通常の営利目的の事業者とは違って、電力会社としてのテーマが必要になるという考え方もあります。
この若狭おおい太陽光発電所については、発電可能量やパネル表面への積雪、塩分付着対策等を検証する研究の成果の実践という位置づけのようです。
また、CO2削減量についても同様のことがいえるようです。

関西電力は、和歌山県有田市に電力会社として国内最大級となる30MWのメガソーラーの建設を進めているなど、今後の太陽光発電への取り組みが注目されています。