出力50kWクラスで価格1,000万円を下回る太陽光発電システム「980セット(キューハチマルセット)」が、産業用太陽光発電システムの専門販売会社 イー・コモンズ(大阪府)によって販売開始されたとのことです。
これは1kWあたり20万円という低価格設定になります。
出力50kWクラスの場合、一般的な市場価格は1,200万円前後なので、同製品は市場価格を20%以上下回る価格設定ということになり、もちろんこれは業界最安値水準となっています。
同製品の特徴としては、
1.パワーコンディショナは、スイッチングノイズによるモスキート音を軽減。
2.外部ファンレスの自然空冷方式を採用したことで、29dBと静音性を向上させたほか、定期メンテナンスも不要となり、設備維持費の削減も果たしている。
3.太陽光発電パネルを載せる「架台」は、アルミニウム合金とステンレスを主要素材とすることで、錆にも強く軽量で高い強度を確保している。
などがあげられています。
当初メンテナンスフリーという触れ込みだった太陽光発電システムが、年月の経過につれ、想定外の不具合が多発している現状を考えると、定期メンテナンスが不要というのはかなり画期的な要素になるので、今後の実績に期待したいところです。
また、錆にも強い架台は塩害を受ける海沿い地域では効果を発揮しそうな仕様であり、こちらも期待が持てます。