金属屋根メーカーのカナメ(栃木県宇都宮市)は、昨年8月より販売をしている産業用太陽電池の取り付け金具に、新たに「25年金具保証」の付加を開始すると発表しました。
保証期間中に金具が原因で太陽電池の機能を維持できなくなった場合は、無償で製品の修理又は交換に応じ、必要な実費費用を同社が負担するとのことです。
業界最長となる25年金具保証は、他社金具メーカーでは採用されていない高耐食性を誇るアルミめっきステンレスを採用し、耐久性を高めたことによって実現されています。
アルミめっきステンレスは、年間の腐食減量が従来のめっきと比べ1/3と非常に少なく、長期にわたる耐食性能の維持が確認されているとのことです。
近年の産業用太陽光発電事業においては、20年間の「固定価格買取制度」を利用したものが大多数を占めるため、太陽光発電システムの20年間の確実な稼働が必要不可欠な要素となっています。
太陽電池については、すでに20年保障を付加した製品が販売されていますが、これを支える取付金具の長期保障については不明確な状況でした。
同社は、今後も顧客が太陽光事業を安心して運用できる製品の開発・製造に注力していくとのことで、このような太陽電池廻りの部品においても、他社も含めた今後の動向が注目されます。