飲食店チェーンのワタミが北海道におけるメガソーラー建設に参画し、太陽光発電事業に参入することを発表しました。
これは、北海道厚真町が約25ヘクタールの遊休地の有効利用としてメガソーラー事業者を公募し、選ばれた市民風力発電(札幌市)がSPC(特定目的会社)を組成して策定したメガソーラーの事業にワタミグループが共同出資や融資を行うというものです。
実際には、ワタミの100%子会社で同社グループの環境事業を推進するワタミエコロジーがSPCのスポンサーとして出資・融資を実行し、事業の管理を行うという形で行われます。

このメガソーラーの年間発電量は一般家庭約5000世帯分に相当し、2013年10月に着工し、2014年11月末に稼働する予定とのことです。
単に太陽光発電のための土地利用だけでなく、厚真町の海産物や農作物を飲食店で使うことも含め、地域との連携を深める目的のため、設置したソーラーパネルの下で農作物の生産も検討しているとのことです。
ワタミは、ワタミファームという傘下企業で有機農業を手がけており、自社の飲食店・介護事業にも利用していることから、それと関連させて一石二鳥の効果を期待していると考えられます。