大和ハウス工業株と大和エネルギーは、奈良県五條市の社有地に総出力1.98MWのメガソーラーを建設すると発表しました。
また、同市内にさらに大規模な太陽光発電所の建設を検討しているとのことです。

大和ハウスは、ハウスメーカーとして、太陽光発電システムを導入した住宅やスマートハウスの販売を行っており、太陽光発電のノウハウなどを活かした環境への取り組みを行ってきました。
今後も、大和グループで、「風」「太陽」「水」の再生エネルギー資源の有効活用をテーマに、自社未利用地の活用をはじめ、自治体や各企業が保有する未利用地なども活用し、2015年度までに計100MWの再生可能エネルギーによる発電事業に取り組んでいく考えだとのことです。

企業が所有する遊休地のメガソーラーによる有効活用が加速化しています。
遊休地を所有する企業としては、太陽光発電事業に参入したり、太陽光発電事業者と共同で事業を行ったり、事業者に土地を賃貸して収益を得たりと、様々な選択肢があります。

太陽光発電事業への新規参入が増加していく中、元々、本業が太陽光発電に関連のある企業のスタンスが問われてます。
単に事業としての収益を求めるだけでなく、本業を通して環境問題に取り組む姿勢によっていかに他と差別化するか、ということが今後の本業の発展に不可欠になっていくと思われます。