前田建設工業は、2014年度に国内5~6ヶ所で新たにメガソーラーの建設及び運営を行うと発表しました。
これらが全て稼働開始した場合、現在稼働中の2000kwに加えた合計発電出力は5~7万kwとなり、これによって再生可能エネルギー事業を新たな収益源に育てていくとのことです。
年内に建設を始める北関東と中国の他、2~3ヶ所で用地確保を進めているとのことです。
13年度に岩手県で着工したメガソーラーを含む総事業費は300億円になる見込みとのことです。

再生可能エネルギーの固定価格買取制度により、太陽光発電事業は安定した売電収入を見込むことができます。
こうした背景の基に、前田建設は発電所の建設や運営・監理を手掛けるほか、他の事業者への売却も視野に入れて展開する模様とのことです。

ゼネコン(総合建設会社)によるメガソーラーの運営は、多くの金額が必要な建設資金において自社施工による経費抑制のメリットがあります。
また、今後建設が増加するであろうメガソーラーの受注においても、工事における経費抑制など様々なノウハウの蓄積を行うことができます。
今後、建設工事を行うゼネコン自体よるメガソーラー事業の参画にも注目が集まることになると思われます。