旭パブリックゴルフコース(香川県三豊市)の跡地を活用した大規模太陽光発電プロジェクトが進行しています。
計画地の面積は約154,000㎡、発電容量は約10MWとなり、これは一般家庭約3500軒分に相当します。
2015年8月に稼働を開始し、事業期間は20年の予定とのことです。

同プロジェクトは、再生可能エネルギーの固定価格買取制度を活用し、今年5月閉鎖予定の旭パブリックゴルフコース跡地で発電事業を展開するものです。
事業推進のため設立する合同会社詫間太陽光発電へは東急不動産と第一生命保険等が共に出資し、プロジェクトマネジメント業務を東急不動産と吉田石油店と共が受託したとのことです。

東急不動産グループにおける発電事業への参画は初めてとなりますが、社会的要請の強い電力安定供給への貢献を図り、遊休地を活用することで地域活性化に寄与するなど、CSR活動を通じて、一層の企業価値向上に努めていきたい考えとのことです。

ゴルフ人口の伸び悩みにより経営不振に陥るゴルフ場が後をたたない状態が続いています。
コース内のプレイゾーンから外れたスペースを利用して太陽光発電事業を行うゴルフ場が話題となりましたが、そういった施策も打ち出せないままに閉鎖するゴルフ場は今後増えていくものと思われます。
ゴルフコースのように造成費用等があまりかからない広大な敷地は太陽光発電事業を行うに適しているといえます。
こうした跡地の有効利用を太陽光発電によって行うビジネスもまた増えていくものと思われます。