九州で初めて全世帯供給型太陽光発電システムと家庭用エネルギー管理システム(HEMS)を標準装備したエコマンションの分譲をグランディア(福岡県福岡市)が開始しました。
このマンションは「グランディアソラーレ久留米中央」という名称で、鉄筋コンクリート造13階建、総戸数は36戸で、2014年10月の竣工予定とのことです。
同物件は、経済産業省の「スマートマンション導入加速化推進事業」として認可されています。

マンションで発電した電力を各家庭の電力として使用できるほか、余剰電力は各家庭ごとに電力会社に売電することができます。
このように、マンションにも戸建て住宅と同等の太陽光発電におけるメリットを実現しており、マンションの比率が高い日本では、太陽光発電システムにおいて、今後このような形での導入が増加していくものと思われます。

各家庭における太陽光発電による売電金額や電力使用量を見られるのはもちろんのこと、共用部の使用電力も入居者が見られるようにしたため、入居者の省エネ意識を高める効果が期待できます。
また、マンション各世帯で省エネ度を競う「省エネランキング」や、設定した月間目標値(金額・電力消費量)を超えると、それを通知するメールが届く「アラート機能」なども装備しています。
各家庭で掲げた目標をクリアする達成感、あるいはゲーム感覚で楽しみながら省エネと向き合う生活を送ることができます。
これによって、子供が家庭で自然に省エネ意識を学んでいけることなども期待できそうです。