安来市土地改良区は、島根県安来市の調整池において、フロート方式の水上メガソーラーを設置・発電事業を行う事業者の募集を開始しました。
土地改良区とは、地域の関係農業者により組織された団体で、農業用用排水施設の管理等を行う土地改良事業を実施することを目的として設立されたものです。
対象候補地は、中海干拓地安来工区調整池で、面積は約5ha。
土地は賃貸とし、年間貸付量は1平方メートル当たり70円以上とのことです。
島根県の公式WWBサイトでは、現在メガソーラー候補地として6件を紹介しており、中海干拓地安来工区調整池はそのひとつとなります。
県が所有する4件の候補地については、すでに事業者が決定していますが、中海干拓地の案件は、県以外が公募する初めての案件となります。
先日、埼玉県川島町で貯水池の水上を利用したメガソーラーの事業者募集がありましたが、今回は調整値を利用した水上メガソーラーの募集となります。
調整池は、集中豪雨時に一時的に降水を受け止めるための施設で、常時水がある池となっているケースもあり、普段は水が無く公園や駐車場として利用しているケースもあるなど、その形態は様々です。
中海干拓地については前者のケースで、普段の利用がない池の形態を常時とっており、完全に水上利用のメガソーラーとなります。
今後、このように普段利用されていない調整池の有効利用が進んでいくことが予想されます。