古河機械金属(東京都)は、栃木県日光市の旧足尾製錬所硫酸工場跡地に、発電出力1MWのメガソーラー「古河機械金属株式会社足尾事業所太陽光発電所」を完成させ、12月2日に発送電開始させると発表しました。
同発電所の年間発電電力量は約920,000kWh、20年間平均では約850,000kWhとなり、発電した電力は全て東京電力に売電する予定とのことです。
同地は、事業を発展させてきた礎の地である足尾地区にある旧足尾製錬所硫酸工場跡地で、平成22年10月に施設解体工事を完了したものです。
同社は、この遊休地について環境に配慮した有効な利用方法を検討してきた結果、太陽光発電所の建設を選択したとのことです。
こうした企業の社有遊休地を対象とした太陽光発電による有効利用の案件が続いています。
堅固な建築物を建設することなく当面の安定した収入が見込めることは太陽光発電事業の大きなメリットとなっています。
ただ、固定価格買取制度による高額買取期限の20年が経過した時点で事業は終了することになり、こうしたメガソーラーが大部分を占める現状を将来どういう方向に導いていくかについて今後の政策の方向性が注目されます。