太陽光発電協会は、住宅用太陽光発電システムを設置に関する補助金について、平成24年度の実施状況を発表しました。
設置するシステム1kW当たりの価格(経費)によって補助金の額が違ってきます。
1kW当たり3.5万円~47.5万円の場合:1kW当たりの補助金単価:3.5万円
1kW当たり47.5万円~55万円の場合:1kW当たりの補助金単価:3万円
1kW当たりの補助金別の見込みと実績
補助対象経費 | 補助金額 | 見込み件数 | 実績件数 |
---|---|---|---|
3.5万円~47.5万円 | 3.5万円 | 11万7000件 | 19万件 |
47.5万円~55万円 | 3万円 | 23万件 | 14万5000件 |
この報告を見ると、補助金が高額の方に申し込みが集中し、当初の見込み件数を大きく上回っていることがわかります。
一般的な住宅の出力は4kWなので、2つのタイプの補助金の差額は、
5000円×4=20,000円
ということになります。
200万円近くの設備投資額の中の2万円ですが、少しでも安く導入したいという消費者心理があらわれているようです。
販売する業者も、高額の方の補助金を受けられるように1kW当たり47.5万円以内に工事費をおさめる傾向があるのかもしれません。
平成25年度は補助金額がさらに抑制されますが、どのような実績になるでしょうか。