NTTファシリティーズは、愛知県常滑市に建設した同社初の東海エリア太陽光発電事業用サイト「F常滑太陽光発電所(愛称:SUNてらす常滑)」の発電を開始したことを発表しました。
設置容量は1,115kW、想定年間発電量は一般家庭消費電力約330世帯分に相当する約1,277MWhとなっています。
このメガソーラーでは、同社が開発したスチール製V型架台を採用しています。
支柱構造をV型にすることで、強度の確保と部材数・接合部数の低減を両立させ、同社従来架台比で構築費を約30%削減させたとのことです。
また、発電診断システムの導入により、診断レポートによる発電性能の見える化を実施し、通常では気づきにくい故障や不具合等、発電量の診断が可能で、これを遠隔自動診断にすることにより維持管理費を削減しています。
さらに、大きな特徴として、敷地内に非常電源用のコンセントが設置されており、地域の停電時には施設を開放するとのことです。
太陽光発電事業は固定価格買取制度によって支えられている部分が大きいという認識は衆目の一致するところです。
そして、この制度は電気料金に上乗せする形でエンドユーザーが負担することによって成り立っています。
したがって、太陽光発電事業においては、事業の成果を社会に還元し、地域に貢献していく姿勢が重要になっており、これが太陽光発電事業の成功を左右するケースも今後増えていくものと思われます。