北ガスジェネックス(札幌市)は、太陽光発電所「ソーラーファーム石狩」の運転を開始したと発表しました。
この発電所は、石狩市内にある同社と北海道ガスの2.9haの社有地に建設されたもので、2013年5月に着工し、建設が進められてきました。
設備投資額は約4億円、発電容量は約1,200kWとなっています。
年間の総発電量は約117万kWhで、全量を北海道電力に売電するとのことです。

この発電所は、雪害・塩害等の諸問題を解決した上で発電効率を高めるため、いろいろな試みがなされています。
ちなみに、「ソーラーファーム石狩」の敷地は、海から一番近い部分が1kmに満たない場所に位置しているようです。

ソーラーパネルの最低地上高は全国で最も高い2mで設計されていますが、これは2mの積雪を考慮したものです。
ただ、架台が高くなれば、重量の増加だけでなく、風の影響も増加することになり、その分強度が必要となります。
また、札幌圏においては、積雪を少なくするため、パネルの傾斜角を45°とする設計が一般的ですが、ここでは通年での発電効率を高める目的から30°で設計されています。
つまり、パネルの積雪に対する強度を高めて実現しているわけですが、その分積雪荷重が増加するため、やはり架台の強度が要求されます。

このように、架台の強度に依存する部分が多く見られるので、架台の耐久性、塩害対策が非常に重要となります。
20年以上の期間、当初の性能を維持したまま稼働し続けるわけですから、特に架台に関する万全のメンテナンス体制が必要になると思われます。

海に近い場所では平坦で広大な敷地が確保しやすい分、そのほとんどに塩害対策が必要となります。
今後、海に隣接した場所に建設されるメガソーラーは増加していくことが予想されますが、そういう意味において、今後が注目されるメガソーラーの一つになると思われます。